内容説明
ベルリンの壁崩壊から20年…。「国家」と「歴史」をキーワードにポスト冷戦期のヨーロッパを読み解く。
目次
序章 グローバル化の逆説
第1章 兵士が背負った敵対の「歴史」―エストニアのソ連戦勝記念碑撤去問題(兵士像撤去を引き金に暴動;激しかったロシアの反発 ほか)
第2章 浮かび上がった「歴史」の古層―ドイツの台頭とポーランドの怨念(険悪化するドイツ―ポーランド関係;ドイツの「歴史」の見直しから始まった ほか)
第3章 「歴史」の震源地ドイツ―主体性の回復と東への傾斜(ヨーロッパの中心という地政学的位置;二つの基軸による分析 ほか)
第4章 ヨーロッパとアジア、平行する世界―何がヨーロッパでも「歴史」を蘇らせたのか(「歴史の終わり」;「歴史の復権」 ほか)
終章 日本は「歴史的世界」でどう進路を定めるか―宿命としての日米同盟(ヨーロッパから得られる視点;米国のパワーの源泉 ほか)
著者等紹介
三好範英[ミヨシノリヒデ]
1959年生まれ。1982年東京大学教養学科相関社会科学分科卒業。同年読売新聞社入社。1990~93年バンコク、プノンペン支局、1997~2001年ベルリン支局。ハーバード大学ウェザーヘッド国際問題研究所日米関係プログラム(2005~06年)修了。2006~08年、2009年7月~現在ベルリン支局(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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