目次
1 アガペーとカリタス(アガペーとエロース―或いはカリタスとアモール;Love・Liebeの二義性;自己愛の二面性)
2 親鸞とルター(親鸞とルターの絶対他力思想;還相の菩薩・衆生利益;「悪人正義」説と善鸞「義絶」;ルターと親鸞の善き業;隣人愛と宗教的寛容)
3 カリタス思想の伏流(夏目漱石の「憐れ」、三木清の「慈悲」;蘆花とロランのトルストイ;大塚久雄の“資本主義の精神”論)
4 ニーチェの「隣人愛」観(「反キリスト者」ニーチェ;ニーチェのキリスト教的隣人愛批判;ニーチェの「強者」とルター;ニーチェの「運命への愛」)
5 自己愛・友愛・隣人愛―結びにかえて
著者等紹介
椎名重明[シイナシゲアキ]
1925年茨城県生まれ。1952年東京大学農学部卒業。1964年立正大学教授(経済学部)。1971年東京大学教授(農学部)。1986年帝京大学教授(文学部)。現在、東京大学名誉教授・農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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