内容説明
1990年代以降の台湾において、民主化、中央・地方政府の政策、地域社会の変容の中で社会運動はどのように形成され、またその社会運動がどのように政策や地域社会を変えていくのかを、日本の地域社会学の知見を導入しながら解明する。
目次
第1章 台湾社会運動の概観
第2章 美濃鎮という「環境」―戦後台湾地域政治の磁場と地域社会
第3章 地域社会における社会運動―サブ政治とローカルレジームのあいだ
第4章 社区総体営造と社会運動―コミュニティ運動の派生と変容
第5章 コミュニティ運動の再帰的政治参加―地域政治とサブ政治の結節点
終章 台湾コミュニティ運動と地域政治―台湾地域社会学の成立に向けて
著者等紹介
星純子[ホシジュンコ]
1977年東京都生まれ。2000年東京大学教養学部総合社会科学相関社会科学分科学分科卒業。2011年東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了。博士(学術)。法政大学サステイナビリティ研究教育機構リサーチ・アドミニストレータを経て、茨城大学人文学部准教授。専攻は台湾研究、地域社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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