内容説明
大阪コリアンタウン、中国朝鮮族自治州、ソウル、ピョンヤン。東アジアの厳しい近現代史を見すえながら、国境・世代を超えた人々との暖かい交わりと大切な絆を描く。
目次
第１部 延辺の農村風景と人間地図―朝鮮族自治州紀行二〇〇五年～二〇一〇年（和龍市龍水村；龍井市銅仏寺村；龍井市三合鎮清水村 ほか）
第２部 コリア斯文（日本から見た韓半島統一問題の将来；アイルランドと朝鮮；大阪コリアタウンの朝鮮族 ほか）
第３部 朝鮮現代史への証言と歴史の再創造―『金日成回顧録』の歴史認識（現代史資料としての『金日成回顧録』；「白頭山密営を拠点とした抗日闘争継続」と、「ソ連領内への撤収」にかかわる問題；冷戦体制崩壊後の国家の正統性―金正日政権の歴史的位置 ほか）
著者等紹介
滝沢秀樹［タキザワヒデキ］
１９４３年４月富山県生まれ。１９６６年３月東京大学経済学部卒業。１９７１年３月東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。１９７９年４月甲南大学経済学部教授。１９９７年４月大阪商業大学大学院地域政策学研究科教授。現在、経済学博士（東京大学）、甲南大学名誉教授、大阪経済法科大学客員教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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