内容説明
グラミン銀行のヴィレッジフォン・プログラムは、農村の貧しい女性たちに、救いの手をさしのべる事業となるはずであった。マスメディアが伝え得なかった実態を、詳細な現地調査により明らかにする。マイクロクレジットを活用した社会開発プロジェクトの効果と問題点に迫る。
目次
第1章 途上国開発とマイクロファイナンスの展開
第2章 バングラデシュのNGOとグラミン銀行
第3章 ヴィレッジフォンの盛衰と貧困の克服
第4章 ヴィレッジフォンとエンパワーメント
補章 バングラデシュにおける移動体通信網の展開
資料 インタビュー記録