内容説明
都市社会の基底に存立する町・街の社会構造と、そこで生を営んだ人々のソシアビリティのありかたをめぐる歴史的様相についての探索と比較の試み。
目次
都市コミュニティの歴史的研究における目的と課題
第1部 巨大都市ロンドン(都市と空間秩序;近隣の世界;ホスピタリティとチャリティ;市民と非市民;市民の「再生産」;「市民」として生きる;職業・資産・地位のヒエラルキー;貧困の集積)
第2部 日本―都市形成の歴史的文脈(「都」と「町」の誕生;中世と近世のはざま;城下町化大坂と江戸)
第3部 地域住民組織―町内会(近世から近代へ;町内会と地域リーダーシップ;都市空間の再編と変質;敗戦後の地域活動と地域住民組織の変容;戦後社会と町内会の再生;都市コミュニティと中間集団創成の可能性)
著者等紹介
小浜ふみ子[コハマフミコ]
秋田県秋田市生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。慶應義塾大学大学院社会学研究科社会学専攻修士課程修了。東京都立大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程単位取得満期退学。博士(社会学)。現在、愛知大学大学院経営学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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