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内容説明
「我が国における皇室論議の歴史」、「王位皇系の簒奪に見る継承と済民の大義名分」、「建武新政が後世に遺した歴史の歪曲」を展開し、現在の皇室危機論は空中の楼閣と結論づける。
目次
第1部 我が国における皇室論議の歴史(『プリンセス雅子』の邦訳出版に現れたいわゆる菊のタブー;我が国における政財官界における「三猿主義」の伝統;昭和期の朝日新聞社主・上野精一によるミルトン『言論の自由』の訳出)
第2部 王位皇系の簒奪に見る継承と済民の大義名分(イギリス革命後の王統の分立と統合に見られる国民の歴史感覚;中世を通ずる教皇庁と神聖ローマ帝国の対抗;ローマ・カトリック教会の歴史的な大分裂とその収拾 ほか)
第3部 建武新政が後世に遺した歴史の歪曲(壬申の乱に見る帝位簒奪;後醍醐尊治による皇統譜の「革除」;大楠公正成の評価の転回 ほか)
著者等紹介
中野好之[ナカノヨシユキ]
1931年2月東京生まれ。1955年東京大学経済学部卒業。現在著述業。専攻は社会思想、西洋保守主義思想研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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