内容説明
スミス理論の現代性にスポットを当てる形でスミス思想の要点を概説。昨年来の世界同時不況の問題と、文明と自然との共存の問題を主題にした新稿を追補。
目次
第1章 いまなぜアダム・スミスか
第2章 情念倫理学の展開
第3章 法と統治の一般原理論の構築
第4章 自由主義の真実
第5章 経済学の本来の主題
第6章 啓蒙思想の二律背反
補論1 倫理思想としてのアダム・スミスの経済学
補論2 資本主義の否定的可能性
補論3 現在の事態は不況か恐慌か
補論4 文明と自然との共存の論理を求めて
著者等紹介
田中正司[タナカショウジ]
1924年東京に生まれる。1949年東京商科大学(現、一橋大学)卒業。現在、横浜市立大学名誉教授、経済学博士。一橋大学・神奈川大学元教授。専攻は社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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