内容説明
現代資本主義の危機的情況を経済学の始原に遡って再考。人間の自然の本性に即した持続可能な経済生活の在り方と、社会の文明化の方途を考えるスミス的自然主義原理に基づく現状分析・批判の書。
目次
第1話 日本の明日を考える
第2話 失われた経済のバランス回復力
第3話 人間の経済生活の本来のあり方
第4話 高度文明社会のブラックホール
第5話 現代日本の思想の脆弱性
第6話 教育の崩壊の原因と再建の方途
第7話 再生への道―再建の前提条件
著者等紹介
田中正司[タナカショウジ]
1924年東京に生まれる。1949年東京商科大学(現、一橋大学)卒業。現在、横浜市立大学名誉教授、経済学博士。一橋大学・神奈川大学元教授。専攻は社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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