感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
8
社会政策の論争史的な本です。前半はドイツにおける社会政策論史を、人物の主張をみていくことで考えていきます。そして、ドイツ社会政策論について大河内一男の論へとつなげています。後半は日本の社会政策論史を大河内一男の社会政策論を中心に解説され、大河内に批判的な論者についても、大河内一男の論理のうえでみていく論立てとなっています。最後に補論がありますが、これは宇野理論の立場で社会政策をみた場合どうなるのかという視点です。全体的に大河内理論や宇野理論に疎い僕には難しかったです。2014/10/12
