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内容説明
川路聖謨、山岡鉄舟、荘田平五郎を取り上げ、彼らの享受した儒学教育、武人性の醸成を目指した徳育と、その行為の実相を明らかにする。
目次
本書の射程、目的と方法について
第1編 川路聖謨(一八〇一‐一八六八)(『川路聖謨遺書』にみる幕末期幕臣の素養(1)―川路の儒学的素養の考察を中心に
『川路聖謨遺書』にみる幕末期幕臣の素養(2)―儒学的素養と「祖法」「祖訓」
『川路聖謨遺書』にみる幕末期幕臣の素養(3)―「祖法」と対外認識/武人性と社禝意識)
第2編 山岡鉄舟(一八三六‐一八八八)(山岡鉄舟 その徳育過程―飛騨高山代官所での儒学教育を中心に;「駿府談判筆記」と「覚王院論議記」―戊辰の役時の山岡の言動)
第3編 荘田平五郎(一八四七‐一九二二)(士族企業家荘田平五郎の行為規範(1)―臼杵藩藩学での儒学教育の様相
『論語知言』における權、道義と業務―臼杵藩士の素養の一端の形成要因として
士族企業家荘田平五郎の行為規範(2)―『論語知言』と荘田の儒学的素養 その企業者的転回
荘田の企業者活動に顕われる士族的素養)
武家社会と士籍人口層/構造と行為―幕末・明治期の武士/士族の行為規範とその形成要因
著者等紹介
竹村英二[タケムラエイジ]
1962年生まれ。都内の高等学校卒業後、豪メルボルン大学卒業。同大学からの交換留学生として、米カリフォルニア大学バークレー校にも留学。英ロンドン大学東洋アフリカ研究院大学院修了。政策研究大学院大学研究助手等を経て、国士舘大学21世紀アジア学部教授。2003年、オックスフォード大学ペンブロークカレッジ上級研究員交流室(Senior Common Room)メンバー。2004年、同大学クライストチャーチSCR(Hon)メンバー。2002~6年、2007年~国際日本文化研究センター共同研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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