目次
序章 スミス言語論研究の視座
第1章 スミスの「知」の土壌―スコットランド知識論とエディンバラ弁護士図書館の人文主義的伝統
第2章 「エディンバラ公開講義」とケイムズの影響
第3章 「修辞学・文学講義」の方法
第4章 『エディンバラ評論』の英文法論
第5章 「言語起源論」における認識論―『道徳感情論』第三版付録「言語起源論」の文明社会観
第6章 「模倣芸術論」と言語哲学の理論構想
第7章 「言語起源論」「模倣芸術論」とルソーの音楽論―ルソーとスミス言語起源論における音楽美学的背景
第8章 言語論と『道徳感情論』をつなぐ神学的基礎―贖罪論、コミュニケーション主体の承認願望と欺瞞の神学をめぐって
補論 スミス言語論とジェイムズ・ハリス言語論―啓蒙の言語論へのジェイムズ・ハリスの普遍言語論の影響
著者等紹介
大島幸治[オオシマコウジ]
1954年東京生まれ。1980年慶應義塾大学経済学研究科修士課程修了。現在、実践女子短期大学、玉川大学芸術学部他、非常勤講師。専攻はイギリス思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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