内容説明
現代保守主義の言説を追跡し、その歴史論、国家論、改憲論を根底的に批判し得る理論的構制を提起する。
目次
第1部 歴史と国家(現代保守主義の対外的ナショナリズムと対内的ナショナリズム;国民国家論の射程;西欧的価値観;対米従属論;平和主義と民主主義;大衆と市民;グローバリゼーションと市場経済;個人・地域・国家;国民国家と歴史;国家と歴史と伝統;倫理と道徳:国家意識)
第2部 現代改憲論(改憲論の要因;改憲論への過程;戦後憲法成立の正当性;前文・平和主義;前文・権利と義務;前文・歴史 伝統 文化;国家安全保障戦略;第九条;第九条の理念と現実)
著者等紹介
伊藤述史[イトウノブフミ]
1953年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得満期退学。専攻は比較政治、政治理論。現在、東京女学館大学、神奈川大学で非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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