内容説明
「越境」の文化社会学―移動する人びとのアイデンティティと彼らが創りだす文化。グローバルな時代の文化変容の実態を、ハワイ・ブラジル・日本における長期のフィールドワークを通して活写する注目の書。
目次
1 変容エージェントによる文化の創出―ハワイ沖縄系コミュニティにおける事例研究
2 オキナワン・ハワイアン・スタイル―ハワイにおける沖縄系移民と先住民系文化の交差
3 ハワイのオキナワ料理の創造―女性団体出版のクックブックにみる文化変容
4 ハワイのアメラジアン―「越境」と「ローカル化」を繋ぐアイデンティティ
5 ハワイにおける中国系コミュニティの文化変容―エスニック・フェスティバルを中心に
6 新世代の日系ブラジル芸能人―そのキャリア戦略とエスニック・アイデンティティ
7 グローバリゼーションとローカリティ―東京・月島の「もんじゃ」の事例
8 都市祝祭を担う人々―移動・定住・文化の「創造」
著者等紹介
白水繁彦[シラミズシゲヒコ]
武蔵大学社会学部教授。2008年度より駒澤大学グローバル・メディア学部教授。社会学博士(立教大学)。成城大学大学院日本常民文化専攻退学。これまでに、高千穂大学教授、東京大学客員教授、「CNNデイブレイク」キャスター、神奈川県広報ビデオ審査委員、放送番組国際交流センター委員などを務める。台湾、韓国、沖縄、マレーシア、シンガポール、ハワイ、アメリカ、カナダ、ブラジルおよび日本国内で文化変容とメディアに関する調査に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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