内容説明
フェミニズムとジェンダー理論の中国における実践と中国映画史研究・ジェンダー研究・大衆文化研究の交錯から生まれた新たな中国研究の可能性。
目次
序章 ポスト冷戦時代の文化政治
第1章 「女」の物語―激変する歴史
第2章 「扮演」の物語―女性主体の苦境
第3章 「他者」の物語―主体・アイデンティティとジェンダー
第4章 「物語」の中の物語―ポスト社会主義時代のジェンダーと階級
第5章 “男”の物語―ポスト冷戦時代の権力と歴史叙述におけるジェンダー・アイデンティティ
著者等紹介
戴錦華[ダイジンファ]
北京生まれ。1982年北京大学中文学部卒業。北京電影学院電影文学部助教授を経て、北京大学比較文学比較文化研究所教授、同大学博士課程指導教官、アメリカのオハイオ州立大学東アジア学部教授。アメリカ、ヨーロッパ、日本、香港、台湾の数十におよぶ大学で客員教授を歴任。研究領域は映画史論、女性文学及び大衆文化
宮尾正樹[ミヤオマサキ]
お茶の水女子大学文教育学部教授・中国文学専攻
舘かおる[タチカオル]
お茶の水女子大学ジェンダー研究センター教授・ジェンダー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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