叢書・アレテイア
法の他者

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  • サイズ A5判/ページ数 307p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784275003270
  • NDC分類 321.1
  • Cコード C3010

内容説明

近代市民社会は、合理的な「規範」に従おうとしない「他者たち」を「法」によって封じ込め、彼らから明確に区別される正常な者を、理性の「主体」として定義し、育成してきた。しかし現代社会においては、プライベートな領域における「自己」決定/想像の問題を中心に、普遍的な法規範による「正常化」の戦略が破綻を来たし、“普通ではない”欲求を持つ「法の他者」たちが表層に浮上しつつある。普遍化可能性を前提しにくい愛、性、感情、エスニシティといった問題圏における新たな交渉のためのルールをどう構想するのか、狭義の「法哲学」の枠を超え、領域横断的に考察する。

目次

第1章 法に取り憑く「他者」
第2章 正義と権力―反転可能性をめぐって
第3章 「魂」の系譜学―『監獄の誕生』と「隷属化」の権力
第4章 他者指向的自由主義と「社交」
第5章 リバタリアニズムと同性婚に向けての試論―私事化の戦略
第6章 多元的社会の実現のために―レオ・シュトラウスの政治哲学
第7章 差異の時代における普遍性
第8章 差延のポリティクス―「“友愛=信”のポリティクス」論のための準備ノート
第9章 ルイ・アルチュセールの政治思想におけるマキァヴェリの契機
第10章 拒絶と権利―アルジェリア戦争期におけるモーリス・ブランショの抵抗をめぐって
第11章 人種主義のポリティクス

著者等紹介

仲正昌樹[ナカマサマサキ]
金沢大学法学部教授。社会哲学・比較文学

関良徳[セキヨシノリ]
信州大学教育学部専任講師。法哲学

慎改康之[シンカイヤスユキ]
筑波大学大学院人文社会科学研究科専任講師。哲学・社会科学

菅富美枝[スガフミエ]
武蔵野大学現代社会学部専任講師。法哲学

橋本祐子[ハシモトユウコ]
同志社大学法学部嘱託講師。法哲学
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