出版社内容情報
在庫僅少。出版社在庫10部以下。2006/8/23記入
内容説明
「専門」と「国境」という領域を超えた共同研究実践と、著者の長年の社会思想研究をもとに、戦後日本の社会科学を批判的に検証する。ヴェーバー、マルクス、レーヴィット、ニーチェ、フォイエルバッハ、丸山真男、大塚久雄、網野善彦らや、S サッセン、B アダム、K オルズら新進気鋭の研究者をも参照しながら、現代の混迷する世界を「脱魔術化」(ヴェーバー)から再魔術化の世界像への転換ととらえ、いま新しく拓かれるべき社会科学の射程を提示する。山之内靖対談集。
目次
第1部 再魔術化の諸相(総力戦・国民国家・システム社会;空間・戦争・資本主義;往復書間―受苦者の連帯は可能か;ポスト現代のマルクス―受苦的存在としての人間を知らずにマルクスが語れるか ほか)
第2部 場所の再定義をめぐって―作為から自然へ(はじめに―グローバリゼーションと知の変容;ネグリ=ハート『帝国』と場所問題;『場所』をめぐる最近の研究動向;再魔術化する世界 ほか)
著者等紹介
山之内靖[ヤマノウチヤスシ]
1933年生まれ。現代社会理論。フェリス女学院大学大学院教授。1957年東京大学経済学科卒業。1963年東京大学大学院社会科学研究科経済史学専攻博士課程単位取得満期退学。1968年経済学博士。1963年東京外国語大学外国語学部講師(比較経済史・歴史社会学担当)。1992年東京外国語大学大学院地域文化研究科博士課程担当(比較社会論研究担当)。1996年フェリス女学院大学文学部教授。1997年フェリス女学院大学国際交流学部教授(現代社会論他担当)。2002年フェリス女学院大学大学院国際交流研究科(現代社会論担当)
伊予谷登士翁[イヨタニトシオ]
1947年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科教授。グローバリゼーション・スタディーズ、移民研究専攻
成田龍一[ナリタリュウイチ]
1951年生まれ。日本女子大学人間社会学部教授。近現代日本史専攻
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感想・レビュー
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