内容説明
9.11事件以後のアジアを、日本をどうするのか―小泉内閣は2001年10月の「テロ特別措置法」から「有事三法」そして「イラク特別措置法」へと、ブッシュ政権に追随、迎合してきた。「9.11事件」とは何であったのか。
目次
9.11以後の世界をどう見るか―特別講演・アフガニスタン国際戦犯民衆法廷第一回公聴会によせて(〇二年一二月一五日)
対米テロ攻撃事件・これは戦争ではない―憲法第九条こそは根本解決の原理(〇一年一一月)
戦争と軍隊のない二一世紀を(○一年一一月二日)
グローバリゼーションvs文化(〇一年一二月)
アフガン戦争と憲法第九条(〇二年二月)
「新しい戦争」と憲法第九条(講演、〇一年一二月二日)
憲法第九条か、有事法制か―9・11事件以後の世界(講演、〇三年四月二七日)
9・11から一年・武力で問題は解決しない―裁かれるべきはむしろブッシュとシャロンである(インタビュー、〇二年九月六日)
日本外交よ、大志を懐け―日朝国交正常化とアジアの平和のために(〇三年二月)
「ブッシュの眼鏡」を掛けた北朝鮮報道を排す―日朝関係の正常化のために(〇三年四月)
死者たちから見たイラク戦争(〇三年七月)
著者等紹介
伊藤成彦[イトウナリヒコ]
1931年石川県金沢市に生まれる。東京大学文学部ドイツ文学科卒業、同大学院で国際関係論、社会運動・思想史専攻。現在、中央大学名誉教授、アソシエ21共同代表。文芸評論家。ローザ・ルクセンブルク国際協会代表
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