出版社内容情報
企業の利益とは無関係に飛躍的に新しい分野を切り開いた、イノベーターたちの創造のエンジンを探る。
内容説明
企業の利益とは無関係に超波及度で世の中の多くの人に豊かさもたらす新分野を切り拓いたイノベーターたち。その創造のエンジンは何であったのか。
目次
1 リーナス・トーバルズ(リナックスファウンデーション)―リナックス開発のリーダー
2 リチャード・M.ストールマン(フリーソフトウェア財団)―フリーソフトウェアGNUのグル
3 久夛良木健((株)ソニー・コンピュータエンタテインメント名誉会長)―「プレイステーション」で新たな市場に挑戦
4 榎啓一((株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ東海代表取締役社長)―新大陸iモードの発見
5 広瀬真人((株)本田技術研究所基礎技術研究センター上席研究員)―二足歩行ロボット「ASIMO」の生みの親
6 飯島澄男(名城大学教授/NEC特別主席研究員/(独)産業技術総合研究所ナノカーボン研究センター長)―カーボンナノチューブの発見者 ナノスケール構造の解明に人生を賭けた電子顕微鏡のスーパースペシャリスト
7 松波弘之((独)科学技術振興機構(JST)JSTイノベーションプラザ京都館長)―次世代パワー素子シリコンカーバイドの実用化
8 三村高志((株)富士通研究所フェロー)―衛星通信を普及させた高性能トランジスタHEMTの開発
著者等紹介
垂井康夫[タルイヤスオ]
1929年東京・小石川生まれ。1951年早稲田大学第一理工学部電気工学科を卒業後、同年、工業技術院電気試験所入所。以降、IC(集積回路)の開発に従事。1965年工学博士。DSA MOSトランジスター、ショットキーTTL素子、電子ビーム露光装置、LSIテスターなどを開発、半導体産業の発展に大きく寄与した。1976年超LSI技術研究組合共同研究所所長に就任、各メーカーから出向してきた研究員を統率し、多大なるリーダーシップを発揮した。その後、東京農工大学、早稲田大学において、学生、研究者の指導に当たる。東京農工大学名誉教授。2000年より現在は、(財)武田計測先端知財団常任理事。1995年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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