出版社内容情報
マンガのストーリーで最適化の数式の意味(数学記号、計算式など)と具体的な例題で実務が学べる。
中学、高校の数学で関数の最大、最小を学習したのでないでしょうか。それが実務の何の役に立つとかというと利益は最大がよいし、損失は最小がよいのがわかります、つまりこれが最適化なのです。最適化は大学ではOR(Operations Research)または経営科学という学問で勉強します。数学のレベルは大学1年で学ぶ線形代数がわかっていることが前提になります。とはいえ最大、最小のイメージがあれば複雑な計算を100%理解していなくても実践することはできます。
本書はマンガを使ってまず概要をつかみ、マンガを補う本文部分は実務に役立つ例題で数式は最小限でできるものを用意し、まずは苦手意識を取り除きます。近年はPythonで簡単にできるのでプログラムを作ろうとしますがその前にこの本を買って勉強していただければPythonによる最適化もスムースにできるようになります。
目次
プロローグ 週末の深夜バイトと、月曜1限の講義
第1章 数理最適化とは(「最大」と「最小」が、最適になる;最適化に必要な数学はこれだけ抑えればよい)
第2章 線形計画問題(線形計画問題の例;単体法と内点法;双対理論)
第3章 非線形計画問題(非線形計画の例;単体法と内点法;反復法)
第4章 整数計画問題と組合せ最適化問題(整数計画・組合せ最適化問題の例;近似解法と厳密解法)
エピローグ
著者等紹介
中山舜民[ナカヤマシュンミン]
東京理科大学大学院理学研究科応用数学専攻博士課程修了(同時に博士(理学)を取得)。中央大学理工学部経営システム工学科助教。中央大学理工学部ビジネスデータサイエンス学科助教を経て、現職 電気通信大学i‐パワードエネルギー・システム研究センター助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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