出版社内容情報
プロジェクトマネジメント入門書の決定版、PMBOK第7版に対応!
プロジェクトマネジメントの知識体系であるPMBOKガイドの第7版発行を受け、『プロジェクトマネジメント標準 PMBOK入門(PMBOK第6版対応版)』に第7版の内容を追加してまとめたものです。
2021年に発表されたPMBOK第7版は、これまでの10個の知識エリアから構成される開発プロセスベースの記述から、12個の原理・原則と8個のパフォーマンス領域へと、大きく用語や構成が改訂されました。
開発手法においても、これまでのウォーターフォール型(予測型)中心の記述から、アジャイル(適応型)を含めた選択式(ハイブリッド型)になり、そのマネジメント内容もプロジェクトごとに調整するテーラリング(カスタマイズ)の考え方が前面に出た内容となっています。
大規模な改訂によって現代的に改められた一方、具体的なプロジェクトマネジメントの手法よりも考え方の面が強くなり、開発プロセスに準じた記述でもないことから、プロジェクトマネジメントの初学者にとっては何から手を付けるべきなのか、どのように進めるべきなのかがわかりにくくなったとも言われています。
本書は、主にプロジェクトマネジメントの初学者を対象として、プロジェクトマネジメントの基礎を解説し、実践の糸口をつくることを目的としてまとめてきました。今回の第7版対応版にあたっては、第1章~第3章をこれまでのPMBOKおよびPMBOK第7版の解説にあて、第4~8章の開発フェーズでは事例を見直して、さらに用語を第7版にあわせることで、初学者の学習と実践を助けるものとしました。また、付録の失敗事例にはアジャイル開発の例を加えて、アジャイル開発における注意点を示しました。
内容説明
プロジェクトマネジャーとして最低限必要なスキルとは何か?本書は、プロジェクトマネジメント知識体系のデファクト・スタンダードであるPMBOKを、プロジェクトマネジメントに馴染みのない人でも理解できるように、分かりやすく説明したものです。まずはどういったものがプロジェクトなのかを紹介し、その上でPMBOKの主要用語や全体像を説明。さらに、実際のプロジェクトにおいてPMBOKをどのように利用するかについても解説しています。PMBOKを理解したい、PMBOKの概要だけでもつかみたい、プロジェクトで使われる用語を理解したい、知識体系を活用する方法を知りたい―このような方にお薦めです。
目次
序章 プロジェクトマネジメントの世界へようこそ
第1章 プロジェクトに関する基礎知識
第2章 プロジェクトマネジメントの心得
第3章 プロジェクトマネジメント活動
第4章 PMBOKを利用したプロジェクトマネジメント実践 計画フェーズ
第5章 PMBOKを利用したプロジェクトマネジメント実践 要件定義フェーズ
第6章 PMBOKを利用したプロジェクトマネジメント実践 設計・開発フェーズ
第7章 PMBOKを利用したプロジェクトマネジメント実践 テスト・移行フェーズ
第8章 PMBOKを利用したプロジェクトマネジメント実践 運用・保守フェーズ
付録 プロジェクト失敗の原因を探せ
著者等紹介
広兼修[ヒロカネオサム]
株式会社フュージョン代表取締役社長。米国PMI認定PMP。ITコーディネータ(経済産業省推進資格)。公認システム監査人。東京都立新宿高等学校卒。東京工業大学大学院修士課程卒。外資コンサルティング会社にて、企業で利用するコンピュータシステムの構想・設計・開発に従事。その後、外資ERPベンダーにてコンサルティング部門の立上げ、販売・物流ソフトウェアの導入責任者として従事。1999年、株式会社フュージョンを設立。業務およびシステムのコンサルティング、プロジェクト管理支援、IT戦略立案、企業のCIO補佐などを中心に活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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