世界を一枚の紙の上に―歴史を変えたダイアグラムと主題地図の誕生

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世界を一枚の紙の上に―歴史を変えたダイアグラムと主題地図の誕生

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  • サイズ B5判/ページ数 269p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784274227851
  • NDC分類 727
  • Cコード C3070

出版社内容情報

これは、「科学」なのか、「美術」なのか? グラフィックデザインのモダニズム、ここに始まる。

いまから200年以上前に制作された、一枚の図。
この図は、「近代デザインの父」とされるモリスらの活動を
半世紀以上も先行していただけでなく、
現代のダイアグラム表現を凌駕する、高度な領域に達していた!?

デザイン史を揺さぶるこのグラフィックは、なぜ、制作されたのか。
「世界を描く」という不可能に挑戦した人たちの
知られざる科学的グラフィズム150年の軌跡。

雑誌『アイデア』の好評連載を待望の書籍化。
アレクサンダー・フォン・フンボルトからオットー・ノイラートまでの
科学的グラフィズムの壮大な物語。

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19世紀初頭の西欧は、「世界を視覚化する」という
いまだかつてない課題に直面していた。

自然現象の分布と生き物との相互連関を描く「生態系」の概念が生まれ、
科学の発展が「世界」を記述可能なものへと後押しし、
市民の台頭により「社会」全体を把握する必要性が出てきたのである。

巨視的で、かつ不可視な対象である「世界」を描くために、
ダイアグラムや主題地図などの新しい表現が次々に生み出された。

この作業を担ったのは、科学者、地図学者、官僚
あるいは画家といった、デザインの非専門家たちであった。
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【推薦の言葉、続々!】

中野 豪雄(アートディレクター・グラフィックデザイナー)
「関係づけ、比較し、体系立てる
 “世界”を描く視覚表現の起源を紐解く
 画期的な論考」

三中 信宏(進化生物学者・生物統計学者)
「情報を描く、知が見える
 可視化の世界観がいま明らかに」

真鍋 真(古生物学者・恐竜学者・国立科学博物館 標本資料センター長)
「19世紀の一枚の絵図から始まった
 情報デザインのルーツとその進化」

内容説明

いまから200年以上前に制作された、一枚の図―この図は、「近代デザインの父」とされるモリスらの活動を半世紀以上も先行していただけでなく、現代のダイアグラム表現を凌駕する、高度な領域に達していた!?デザイン史を揺さぶるこのグラフィックは、なぜ、制作されたのか―「世界を描く」という不可能に挑戦した人たちの知られざる科学的グラフィズム150年の軌跡。雑誌『アイデア』の連載を書籍化。

目次

第1部 「自然画」と生態学的視線の芽生え(世界を一枚の紙の上に―近代デザインの祖としてのアレクサンダー・フォン・フンボルト;「コスモス」の視覚化―ハインリヒ・ベルグハウスの『自然アトラス』とフンボルティアン・グラフィズムの展開)
第2部 近代社会のタブロー(「社会」を描く―国民国家の確立と初期の統計グラフィック;再組織化される国土―シャルル・ジョセフ・ミナールの流動地図;政策としての統計図表―エミール・シェッソンの『図的統計アルバム』)
第3部 地球の再組織に向けて(地球の「描き方」―エリゼ・ルクリュの地図批判;視覚言語による社会革命―オットー・ノイラートの『社会と経済』アトラス;「世界」を収集し、分類し、体系化する―ポール・オトレの20世紀型“百科全書”)

著者等紹介

大田暁雄[オオタアキオ]
デザイン研究家、デザイナー、プログラマー。1981年愛知県生まれ。武蔵野美術大学修士課程修了、芝浦工業大学博士課程単位取得退学。ダイアグラム・主題地図を中心とした情報視覚化の研究を行う。『世界を一枚の紙の上に―歴史を変えたダイアグラムと主題地図の誕生』が初の単著となる。2019年より武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yyrn

23
昔々、初めてフンボルトが作製した赤道直下の植物地理学の草分けとなった「自然画(タブロー・フィジック)*標高によって植生が劇的に変わることを視覚的に明示した、しかも大陸が異なってもほぼ同じことが明示された主題地図」を見た時の感想は、なるほどねという程度だったが、これを作製した18世紀末の移動が帆船と馬しかない時代のことだと思えば、ものすごい労力と洞察力の賜物であることが後から理解できたし、これが後々の学術や意匠・デザインにまで大きな影響を与えた一枚となったという解釈にも、大いにうなずくことができた。2024/02/23

月をみるもの

10
ブラウンの「世界を僕の手の上に」 (Space on my hands) を連想させる題名。 次は、ルクリュと石川三四郎のことを書いた本を探して読まねば。2022/09/04

Hiroki Nishizumi

4
地図は大好きだが、著者の視点は少し違っていた感じだ。なかなか奥深い。2022/04/07

takao

1
ふむ2022/03/16

らすた

1
図書館で借りてかみさんと読みました。ダーウィンの地図はやはり画期的なものだったんですね。2022/02/23

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