出版社内容情報
配電ネットワークシステムを体系的に解説
電力システム改革や再生可能エネルギーの主力電源化等の環境変化の中で、一般送配電事業者は変革の時期にあります。再エネルギーを始めとした分散型電源の多くは配電系統へ連系されており、配電系統への関心はこれまでになく高まっています。本書では、配電系統の基礎を網羅しつつ、今後の電力システム改革で必要となるであろう技術動向を見据えて、重要と考えられる事項も丁寧に解説しています。配電を含むネットワークシステムを体系的に取り扱うこれまでにない1冊です。
内容説明
配電系統が果たすべき役割と未来のあるべき姿を考察するための指南書。配電系統構成、電力品質の基礎から、設計・運用・保守の手法、分散型電源との協調、将来の技術動向までを体系的かつ詳細に解説。
目次
序章 配電系統に求められる社会的要請と配電ネットワークシステム工学
第1章 電力ネットワークシステムの構成(電力系統の構成、電圧、周波数;配電系統の構成 ほか)
第2章 配電ネットワークシステムに関する計算の基礎(線路定数;電圧の計算 ほか)
第3章 配電ネットワークシステムの計画・保安・運用(電圧管理・制御;電力系統の運用 ほか)
第4章 配電ネットワークシステムにおける分散型電源との協調(分散型電源の設備と種類;系統連系と系統連系要件 ほか)
第5章 配電ネットワークシステムにおける将来の技術動向(スマートグリッド;マイクログリッド ほか)