出版社内容情報
SAGE社発行の「多重対応分析」(Multiple Correspondence Analysis: MCA)の翻訳出版。
MCAの “入門的な”内容を学ぶ書ですが、同時に“実際の社会調査データの分析例”を通じて、MCAの要点を要領よく紹介するというスタイルで書かれています。分析の“どのような場面で、いかに利用可能か”,MCAの要点を要領よく紹介すること、とくに多数の質問項目を扱う実際場面の分析手順の理解を助ける実用向けの内容です。
翻訳にあたっては、多重対応分析特有の方言の理解を助ける「訳注」及び「グロサリ(語句注釈)」を加えることで内容をより充実させ、読者の理解が深まる構成となっています。
目次
第1章 はじめに
第2章 雲の幾何学
第3章 多重対応分析の方法
第4章 構造化データ解析
第5章 帰納的データ解析
第6章 実際の調査研究での例
付録
著者等紹介
ルルゥ,ブリジット[ルルゥ,ブリジット] [Le Roux,Brigitte]
パリ大学の「応用数学研究所」および「パリ政治学院政治研究センター」の准教授。また、2009年までパリ大学の数学および情報学部の准教授であった。1970年ジャン=ポール・ベンゼクリのもとで、パリ理科大学(現在はソルボンヌ大学)の博士課程を修了、学位を取得した。2013年には、ウプサラ大学(スウェーデン)から名誉博士号を授与された。幾何学的データ解析に関して数多くの理論的研究や実際の経験的研究に貢献している。また、学術誌Actes de la Recherche en Sciences Socialesの編集委員会の一員である
ルアネ,アンリ[ルアネ,アンリ] [Rouanet,Henry]
1960年から1962年まで、スタンフォード大学の社会科学分野の数理研究センターで、パトリック・サップスの研究助手であった。そのあと、CNRSの研究ユニットである数学および心理学グループの部門長を務めた。経歴の最後において、パリ大学情報研究所で客員研究員を務めた。主な研究関心の対象は、分散分析とそのベイズ流による拡張であった
大隅昇[オオスミノボル]
統計数理研究所・名誉教授
小野裕亮[オノユウスケ]
SAS Institute Japan株式会社
鳰真紀子[ニオマキコ]
フリーランス翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 人生と陽明学 PHP文庫