出版社内容情報
古代~現代まで約4500年間の西洋建築の歴史を総ざらい! 建築用語図鑑の第2弾、待望の「西洋篇」!
『建築用語図鑑』の第2弾は「西洋篇」です!
世界最古の建造物であり、いまだナゾの多い「ピラミッド」、建築美の究極点といわれれる「パルテノン神殿」、さらには約1000年間世界一の巨大さを誇ったドーム「パンテオン」、その歴史を塗り替えた「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」、さらにはバチカンの傑作「サン・ピエトロ大聖堂」など、数え上げればきりがありません。
様式としても、ロマネスクやゴシック、ルネサンス、マニエリスム、ロココ、アール・ヌーヴォー、モダニズムなど。
これらは建築的な側面だけでなく、宗教や文化などあらゆる側面を含め、壮大な物語を有しています。それなのに深く知らないままではもったいない。この本は、古代から現代までの約4500年の西洋建築の歴史の中で、主要なものをキーワード(用語)とともに選び出し、その意味や成り立ち・歴史を楽しみながら学ぶことができる建築用語図鑑です。
内容説明
建築の歴史ってこんなに面白かったのか!ワクワクしながら知識が身につく、最高にたのしい建築講義!古代~現代までの約4500年間の西洋建築の歴史を総ざらい!
目次
古代(傾斜路の達人たちが!?ピラミッドのナゾ―ギザの三大ピラミッド;ひたすら積んだバベルの塔ジッグラト―ウルのジッグラト ほか)
中世(建築不毛の時期に残る貴重なプレ・ロマネスク―アーヘン宮廷礼拝堂、コルヴァイ修道院;ロマネスク建築で壁面分節の美学がはじまった―シュパイヤー大聖堂 ほか)
近世(透視図法を発明したルネサンスの建築家―サン・ロレンツォ聖堂;実現不可能!?世界最大級の石積ドーム―サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 ほか)
近代(産業革命の光と影ゴシック・リバイバル―キブル・カレッジ礼拝堂;美しい手仕事の未来アーツ・アンド・クラフツ―赤い家 ほか)
現代(未来派が速度の美による建築をめざした―「高層住宅」「駅」;革命の成果と喧伝された構成主義―「第三インターナショナル記念塔計画案」、ツィェフ・クラブ ほか)
著者等紹介
杉本龍彦[スギモトタツヒコ]
工学院大学大学院修士課程修了。現在、杉本龍彦建築設計主宰
長沖充[ナガオキミツル]
東京芸術大学大学院建築科修了。小川建築工房、TESS計画研究所を経て現在、長沖充建築設計室主宰。都立品川職業訓練校非常勤講師。会津大学短期大学部非常勤講師。日本大学生産工学部非常勤講師
蕪木孝典[カブラギタカノリ]
筑波大学大学院芸術研究科修了。テイク・ナイン計画設計研究所、(株)中央住宅STURDY STYLE事業課等を経て現在、(株)中央住宅戸建分譲設計本部所属。(一社)東京建築士会環境委員会委員
伊藤茉莉子[イトウマリコ]
日本大学生産工学部建築工学科卒業。2005~2014年谷内田章夫/ワークショップ(現:エアリアル)。2014~2019年KITI一級建築士事務所主宰を経て現在、Camp Design inc.共同主宰。会津大学短期大学部非常勤講師
片岡菜苗子[カタオカナナコ]
日本大学大学院生産工学研究科建築工学専攻修了。現在、篠崎健一アトリエ勤務
中山繁信[ナカヤマシゲノブ]
法政大学大学院工学研究科建設工学修士課程修了。宮脇檀建築研究室、工学院大学伊藤ていじ研究室を経て、2000~2010年工学院大学建築学科教授。現在、TESS計画研究所主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。