出版社内容情報
パターン認識の決定版教科書、待望の改訂2版!
本書は1998年刊行の『わかりやすいパターン認識』の改訂版です。パターン認識を初めて学ぶ読者をおもな対象として、扱うテーマを基本的な項目にしぼり、それらを重点的かつ詳細に解説しました。
改訂にあたっては、具体例・実験例をもっと増やしてほしいという初版に与えられた要望に答え、補足・実験例、演習問題を加えました。演習問題の詳細な解答はオーム社のホームページに掲載されています。初版発行から20年の間に開発・提案された新しい手法の解説ではなく、基本的な内容を充実させ、より使いやすい書籍となるように改訂いたしました。
目次
第1章 パターン認識とは
第2章 学習と識別関数
第3章 誤差評価に基づく学習
第4章 識別部の設計
第5章 特徴の評価とベイズ誤り確率
第6章 特徴空間の変換
第7章 部分空間法
第8章 学習アルゴリズムの一般化
第9章 学習アルゴリズムとベイズ決定則
付録A 補足事項
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
13
古典的なパターン認識の理論の解説書。第1版のマイナーチェンジに留まらず、随所に今流行りのディープラーニングとの関連に触れている記述がある。その中には、現時点では理論的に未解決な問題もあるが、実務上はデータを前に「古典的な方法と、新しい方法とどちらを使うべきか」を考えて議論せねばならないので、本書のような解説書を読み、それらの長所・短所・明らかなこと・明らかでないことを知っておくことは役立つと思う。2022/12/04
ぶう
12
先日、類書である「はじめてのパターン認識」を読んだので、比較の意味を込めて本書を読了。どちらもそれなりに難しい内容であるが、本書のほうが若干初心者向きではないかと思う。特にニューラルネットワークや部分空間法の説明が分かりやすく感じた。どちらか一方だけでなく「はじパタ」、「わかパタ」の両方を読むことでかなり理解が深まるのではないだろうか。本書には教師なし学習について書かれた続編もあるので、そちらも是非読んでみたい。しかし、積読してあるビショップの「パターン認識と機械学習」を読みこなせる日はいつになるだろう‥2022/10/20
御座候。
2
良書。まずは超空間でベクトルを調べる。2021/06/24