出版社内容情報
18年ぶりの改訂!
本書は計測や自動制御技術を学ぶ学生やセンサを扱う他分野の技術者、研究者を対象として、センサ工学の基礎を解説した入門書です。センサのすべてを網羅するのではなく、計測対象や状況に応じて千差万別な技術の中に共通の手法と技術が存在することを述べ、センサ技術の全体像がわかるように解説しています。
【第3版にあたって】
・IoTやAI技術の活用など、社会システムの変化に応じて内容を見直した
・国際単位系(SI)の改訂にあたって、計測標準や量の定義を見直した
・自学自習を鑑み、演習問題を追加し、解答も掲載した
内容説明
第3版では、センサ信号の意味を理解するセンシング・インテリジェンスの役割を重視し、情報の質を高めるしくみに関する記述を補強した。計測技術とのかかわりでは、物理定数に依存する量の定義変更を取り上げ、誤差に代わり導入された不確かさをセンサ情報評価の指標としている。
目次
第1章 センサとは何か
第2章 信号変換のしくみ
第3章 量の定義と標準
第4章 力、圧力のセンサ
第5章 長さ、速度センサ
第6章 流速・流量センサ
第7章 固体センサデバイス・半導体センサ
第8章 温度計測と温度センサ
第9章 成分センサ
第10章 センシング技術の進歩
著者等紹介
山〓弘郎[ヤマサキヒロオ]
工学博士。1956年東京大学工学部応用物理学科卒業、横河電機製作所入社。1971年東京大学工学部講師(非常勤)兼任。1972年工学博士(東京大学)。1974年横河電機退社。1975年東京大学工学部計数工学科教授。1985年東京大学付属図書館長併任(~1987年)。1993年東京大学定年退官。1993年横河電機入社、横河電機常務取締役。1995年横河電機総合研究所代表取締役会長(~2007年)。現在、東京大学名誉教授、公益財団法人大河内記念会常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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