Ｐｙｔｈｏｎによる制御工学入門

南 裕樹【著】

オーム社（2019/05発売）

• サイズ A5判／ページ数 263p／高さ 22cm
• 商品コード 9784274223907
• NDC分類 548.3
• Cコード C3053

出版社内容情報

本書は、Pythonを使って制御工学を行うための入門書です。
機械学習やデータマイニングで多用され、さらにその枠を越えて主流のプログラミング言語となりつつあるPythonを制御系設計に導入したい人向けに、Pythonプログラムを実行しながら「使ってみる，やってみる」を通して、制御工学を体感することができる書籍です。
現場でよく使われている伝達関数モデルを対象とした古典制御、および、状態空間モデルを対象とした現代制御やロバスト制御の基礎について、Pythonのサンプルコードを多数配置しています。
さらに、はじめて制御工学を学ぶ人や一度挫折して学び直したいと思っている人にも読みやすいよう、図やイラストを多用しています。
これから制御工学に携わる方々にとって必読の書です。

目次

第１章　制御とは
第２章　Ｐｙｔｈｏｎの基礎
第３章　制御のためのモデル
第４章　制御対象の振る舞い
第５章　閉ループ系に注目した制御系設計
第６章　開ループ系に注目した制御系設計
第７章　アドバンストな制御系設計
付録　数学の補足

著者等紹介

南裕樹［ミナミユウキ］
大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻准教授。２００５年舞鶴工業高等専門学校専攻科修了。２００９年京都大学大学院情報学研究科博士後期課程修了、博士（情報学）。舞鶴工業高等専門学校電子制御工学科助教。２０１３年京都大学大学院情報学研究科特定研究員、特定助教。２０１４年奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科助教。２０１７年大阪大学大学院工学研究科特任講師、講師。２０１９年より、現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[御座候。]

数式が部分的ながらある程度まで追えて面白かったです。

2023/03/21

[御座候。]

PID制御と状態フィードバック制御、ロバスト制御を知りました。

2023/08/06

[御座候。]

伝達関数や状態空間、一次遅れや二次遅れまではかろうじて部分的に理解致しました。今回はとくに一次遅れが生じる様子をモデルや数式を見ながら丁寧に見ていたと感じます。

2023/01/24

[yyhhyy]

一度、制御工学を学んだ人がPythonでイメージを掴むために読む本だと理解した。自分はこの分野に知識ゼロで読んでしまったので、改めて入門書を読んでから再読すべきだと思った。

2024/04/21

[好奇心の横断歩道を渡る！]

制御工学関係で初めて読んだ。4章終わりまで。制御工学についてある程度前提知識がある人向け、あるいはほかの本で制御工学の数学的な部分を並行して学習する人向けではないかと思う。理解できたとはいいがたい部分が多くなってきたので、いったん離脱。また読む。面白かったし、可能性を感じた。この分野は素人中の素人なので、良い本かどうかはわからん。

2023/01/23