出版社内容情報
コンパイラの名著、待望の改訂!
1995年に発行し、以来コンピュータサイエンスにかかわる方々に長く活用されてきた『新コンピュータサイエンス講座 コンパイラ』の改訂版です。
コンパイラを通してソフトウェアのしくみとアルゴリズムを考えるのに役立つよう、例を用いて具体的に記述しています。図表やプログラムを多用し、わかりやすくまとめました。
<おもな改訂内容>
・LL構文解析の動作例、LR構文解析の動作例を加えた
・独習者の利便を考え、演習問題の増強、解答の充実をはかった
・9章「さらに学ぶために」として、より最近の技術について学ぶための指針を示した
・古くなった文献を見直し、追加した
内容説明
ソフトウェアは依然として経験と勘に頼って作られることが多いが、そのなかでコンパイラは最も理論的によく研究されており、それが実際のコンパイラの作成にも生かされている。本書は、その基本的な理論を、コンパイラの技法と対応させてわかりやすく解説した。
目次
1章 コンパイラの概要
2章 コンパイラの簡単な例
3章 文法と言語
4章 字句解析
5章 下向き構文解析
6章 意味解析
7章 誤りの処理
8章 仮想マシンと通訳系
9章 さらに学ぶために
著者等紹介
中田育男[ナカタイクオ]
昭和33年東京大学理学部数学科卒業。昭和35年東京大学大学院数物系研究科修士課程修了。日立製作所入社(中央研究所勤務)。昭和48年日立製作所システム開発研究所勤務。昭和52年理学博士。昭和54年筑波大学電子・情報工学系教授。平成9年図書館情報大学教授。平成12年法政大学情報科学部教授。平成18年法政大学情報科学研究科客員教授。現在、筑波大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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