目次
第1章 人口統計学の基礎理論
第2章 人口の構造理論
第3章 人口の成長理論
第4章 出生の理論
第5章 死亡と生命表の理論
第6章 人口再生産理論
第7章 安定人口理論
第8章 人口推計の理論
第9章 死亡率の推計
第10章 出生率等の推計
著者等紹介
和田光平[ワダコウヘイ]
中央大学経済学部教授。1969年宮城県仙台市生まれ。1991年中央大学商学部会計学科卒。1993年同大学経済学研究科経済学専攻(理論経済学)博士前期課程修了。1996年中央大学経済学部助手。1997年同大学経済学研究科経済学専攻(人口論)博士後期課程満期退学。1999年中央大学経済学部助教授。2006年中央大学経済学部教授、日本人口学会理事(人口分析、人口政策論などを担当)。2008~2010年オーストラリア国立大学人口研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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shin_ash
1
稲葉先生の数理人口学が難しかったので、もう少し優しそうな本を選んだ。本書は実際に人口学的な統計量を計算することを念頭に理論も解説している。中途半端になりがちな方針だがバランスが良く初学者が混乱するところを丁寧に説明してくれる。このおかげで生残率が「生存延べ人年」であることがようやく理解できた。お目当てのレスリー行列についても構成の方法が解説されてあったので、応用への目処がついた。著者は数理人口学の方法論は広く他分野にも使えると確信しており、門外漢でも理解できる言葉で説明する方針であるとのこと。ありがたい。2024/06/01