目次
キュリー夫妻の発見からの100年―放射線と放射能の科学の起こり
放射線とは何か?
放射能とは何か?
放射線は分子レベルでどのような影響をおよぼすのか
放射線のもたらす生物影響
放射線の人体への影響―健康影響
放射線を測定するには
天然の放射能
環境の人工放射能
環境への放射能の放出〔ほか〕
著者等紹介
藥袋佳孝[ミナイヨシタカ]
1977年東京大学理学部化学科卒業。1982年理学博士(東京大学)。1986年~1988年米国フロリダ州立大学化学科博士研究員。1993年東京大学大学院理学系研究科助教授。現在、武蔵大学人文学部教授(1996年より)
谷田貝文夫[ヤタガイフミオ]
1970年早稲田大学理工学部応用物理学科卒業。1975年早稲田大学理学博士。1976年理化学研究所放射線生物学研究室研究員。1984年~1986年カナダ国ヨーク大学生物学科招聘助教授(海外留学)。1992年~2004年理化学研究所ラジオアイソトープ技術室室長。2006年宇宙航空研究開発機構プロジェクト共同研究員。2008年早稲田大学理工学術院化学・生命化学科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おおにし
7
3.11以降に出版された多くの放射能の入門書の中で、本書は科学的事実をきちんと説明してあるのでとても参考になった。内容が盛りだくさん過ぎて、読んでわかりづらいところもあるが、原発事故報道などに出てくる専門用語のリファレンスとして活用できるものだと思う。放射能を正しく怖がるために、このような本を座右に置いて何度も読む必要があると思います。2013/01/05
ななみ
0
まさに「今知りたい」放射線と放射能の解説書。とても抑制的に書かれていて、素直な気持ちで読める。センセーショナルでエキセントリックな言説に、そろそろ違和感を覚えてきた人がきちんと知識を整理するには最適かも。2014/11/10