内容説明
子どもの「理科離れ」が大きな問題になっている。理科が好きな女の子は特に少ない。「理科は女の子に向かない」「女の子に理科は無理」という声がいまだに聞こえてくるが、そんなことはない。女性にこそ理数系を選んでほしい。科学はワクワクするおもしろいものなのだ。科学を選んだ14人の女性―研究者の道を踏み出した助教(助手)4名と、研究者の卵である大学院生10名―が訴える。彼女たちの歩んできた道、抱いている希望、思い描いている未来…その生の声を聞いてほしい。本書は自分の進路をしっかり選ぼうとしている多くの女子中高生に「科学のマドンナ」プロジェクトがおくるメッセージである。
目次
第1章 なぜ女性が科学を選ぶべきなのか(なぜ今「女性」と「科学」なのか?;企業が「女性」科学者に抱く期待 ほか)
第2章 好きなことを続けていこうとしたとき、そこに「科学者」という選択があった 若手研究者インタビュー(世界中で、まだ誰も知らない「答え」に最初にたどりつける喜びがあります(保倉明子)
大学院で出会った生物統計学が、私を研究者への道に誘ってくれました(田中佐智子) ほか)
第3章 科学への最初の扉を開けた学生たちの「それぞれ」の理由 女子大学院生座談会(神楽坂キャンパス編(杉木佳織;鈴木幸子;福田亜希子;松崎可苗)
野田キャンパス編(佐々木こず恵;佐藤優季;仲田有佳;永野香織;西田知恵美;望月万里))
第4章 「科学のマドンナ」プロジェクトという試み(マドンナの誕生―「科学のマドンナ」プロジェクトとは?;ようこそマドンナ―東京理科大学とマドンナの関係 ほか)
第5章 「科学のマドンナ」を目指す皆さんのために―理系の女子学生は就職におけるトップブランドである(誰かがネジの太さを決めないと携帯電話はつくれない;理系はスペシャリストにもゼネラリストにも「変身」できる ほか)
著者等紹介
スピンクス,W.A.[スピンクス,W.A.][Spinks,W.A.]
東京理科大学工学部経営工学科教授。経営学博士。オーストラリア、タスマニア州出身。1980年、オーストラリア国立大学Faculty of Asian Studies日本語学科卒業。1996年、シドニー大学Graduate School of Business経営学(人的資源管理)博士課程修了。主な研究テーマは、テレワーク、組織行動、人的資源管理など
松本和子[マツモトカズコ]
東京理科大学工学部教養准教授。研究テーマは19世紀から20世紀にかけてのイギリス文学。J.コンラッド、R.キプリングが主な研究対象(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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