東京理科大学・坊っちゃん選書
環境汚染で滅びないために―生物学者の目から見た環境問題

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  • サイズ B6判/ページ数 135p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784274205910
  • NDC分類 519
  • Cコード C3040

内容説明

世の中に氾濫している「環境問題への答」を見ていると、地球規模の話が、突然、家庭の節電や商品の選択の話にすり替わってしまう。こんなことで地球規模の環境破壊を止められるのだろうか。環境汚染が進んでしまう理由は、もっと大きな別な原理が働いているからだ。この本では、この原理をまったく別の観点から考える。現在、世界で行われているすべての環境汚染対策のための政策は、地球の摂理、生物学の原理、時間の概念を完全に無視している。著者は、生物学者の立場から、この環境汚染というものを解説した。

目次

第1章 地球最初の環境汚染物質、それは酸素
第2章 弱肉強食、骨肉の争い
第3章 時間の話と悪魔の誕生、仁義なき戦い
第4章 地獄と極楽、生存競争そして正義
第5章 農耕によって崩れた食物連鎖
第6章 砂漠の緑化は環境問題の解決策か?
第7章 人類が生き延びるための、緊急の環境汚染対策
第8章 過去にあった「大絶滅」の記録
第9章 未来に向けての環境政策

著者等紹介

坂口謙吾[サカグチケンゴ]
東京理科大学理工学部応用生物科学科教授。同・ゲノム創薬研究センター教授。理学博士。1944年、三重県生まれ。1967年、北海道大学理学部生物学科卒業。1990年、東京理科大学理工学部に勤務。専門は、高等生物の分子生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たくのみ

5
「地球にやさしく」と言いながら人間に都合のいい論理で、地球資源の簒奪は続く。人間がいること自体が環境汚染、植物にとっては動物の発生は悪魔の誕生、地球汚染の始まりは酸素、という極論が展開。人口を減らす努力こそ最大の地球環境の保全という結論。生物学者の意見として、聴いておいて損はないのだが、どう転んでも明るい未来はない、というのが残念だ。2013/12/13

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