文春文庫<br> 秀吉の枷〈下〉

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文春文庫
秀吉の枷〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 347p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167754051
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「わしは天子様から、跡継ぎのお子を頂戴する」。九州を制圧し、仇敵・家康を関八州に追いやり、さらには明遠征にまで乗り出す秀吉。豊臣家安泰のために、子作りと朝廷工作に励む秀吉を、絶望の底に陥れた“淀君の陰謀”とは一体何なのか。壮絶な後半生をあますことなく描いた、加藤版・秀吉一代記ついに完結。

著者等紹介

加藤廣[カトウヒロシ]
1930年東京生まれ。都立新宿高校から東京大学法学部に学び、54年に中小企業金融公庫に入庫し、京都支店長、本店調査部長などを歴任。山一證券に転じ、同経済研究所顧問、埼玉大学経済学部講師などを経て、中小企業やベンチャー企業のコンサルタントを務めるかたわら、ビジネス書の執筆や講演活動を行う。2005年に構想15年の書き下ろし長篇『信長の棺』で作家デビュー。『秀吉の枷』、『明智左馬助の恋』と本能寺三部作を発表して大きな話題を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムトモ

110
〜来春大河ドラマ対策強化月間〜天下統一した大閤様の子作り苦労話。光秀の謀叛に便乗した苦悩やその後始末に奔走したりとこの時代の覇者の苦労は知れました。秀次に対する疑念からの仕打ちは酷い…歴史ミステリーなのかと思うが、真実も含まれているんだろうね…(ノ-_-)ノ~┻━┻次はいよいよ明智家のお話へ〜〜2019/11/15

mura_ユル活動

62
読了。長編は面白いけれど、上巻がどうだったか記憶が薄れる時代ミステリー小説。史実をもとに著者が推論を立てる。秀吉のことを詳細に知れたことはよかった。秀吉の嫉妬と見栄。そして孤独と恐怖。「羽柴の血」を残すこと。子供ができさえすれば人生大分変ったのだろう。あとがきで秀吉の晩年までの暗い部分も克明に表現されている。『越王は艱難(かんなん)を共にすべきも、安楽を共にすべからず』2014/05/23

どどいち

37
『上』の感想に纏めて記述してあります。参照下さい。2016/05/03

優希

28
日本史上のクイーン・オブ・悪女と呼ばれる淀君が遂に登場です。家康を追いやり、関白職を秀次に譲ることで太閤となった秀吉。その天下取りは明遠征まで伸びていきます。とにかく全てを手中に入れ、豊臣家安泰を狙っていたのでしょう。関白職を秀次から返上するよう考えますが、それは失策のようにも見えました。秀次は自刃しても、徳川の血が豊臣に少しでも関わったのは事実です。更に淀君の秘めたる陰謀、側室で唯一子を成したことへの不信感に追い詰められつつ、壮絶な最期を遂げるのが切ないです。登り詰めても虚しさしか残らないのですね。2014/03/16

jima

26
「露とおち 露と消えにし わが身かな 難波のことも 夢のまた夢」  幸せかどうかはともかく、すごい一生だ。本能寺、中国大返し、淀君、鶴松や秀頼、秀次、家康、沢山の謎を解き明かす面白さがあった。2014/06/21

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