内容説明
本書では、ナノ材料を幅広い研究開発の一段面ととらえ、今注目されるナノ材料の羅列に終わることなく、その基本や将来の芽も織り込むように努めた。ナノ材料の研究開発の基本としての計算材料科学は、今後ますますその重要性を増して、材料科学そのものを革新するであろう。また、自分自身が設計図をもって生命を維持する装置である生体に学ぶ、非平衡プロセスや高度な自己組織化材料の可能性を、現在の材料とのギャップを恐れずにとりあげたのも、そのような意識によるものである。
目次
1章 材料科学とナノテクノロジー
2章 ナノ材料の計算科学
3章 ナノ加工、ナノプロセス技術
4章 無機ナノ材料
5章 分子ナノ材料
6章 バイオ・非平衡ナノ材料
著者等紹介
横山浩[ヨコヤマヒロシ]
1979年東京工業大学大学院理工学研究科電子物理工学専攻修士課程修了。1987年工学博士。現在、産業技術総合研究所ナノテクノロジー研究部門研究部門長
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