出版社内容情報
【セールスポイント】
スーパーコンパイラの基本概念と手法について詳述
【発刊の目的と内容】
スーパーコンピュータの能力を十二分に引き出すには、効率的なプログラムを作ることが必須である。このため、スーパーコンピュータ用のアルゴリズムやプログラミングツールの重要性が認識されている。本書は、逐次プログラミング言語で書かれたプログラムを目的のマシンで効率よく実行するためのスーパーコンパイラについて解説した教科書である。実例を豊富に掲げて、具体的なプログラミング手法が習得できる。
【購読対象者】
大学高学年から大学院向けの教材となる。特に、情報工学系が中心となるが、コンピュータサイエンス関連の研究者、技術者の必須テーマである。
【詳細目次】
1章 スーパコンピュータとスーパコンパイラ♂1・1 スーパーコンピュータの応用♂1・2 スーパコンピュータアーキテクチャとソフトウェア♂1・3 自動再構成に関する初期の研究♂1・4 スーパコンパイラの構成♂1・5 再構成の例♂2章 スーパコンピュータアーキテクチャ♂2・1 はじめに♂2・2 ベクトルスーパコンピュータ♂2・3 並列コンピューティングシステム♂3章 スカラ解析♂3・1 まえがき♂3・2 プログラムモデル♂3・3 制御フロー解析♂3・4 データフロー問題と最適化♂3・5 単調データフローシステム♂3・6 データフローシステムの例♂3・7 プロシージャ間解析♂4章 データ依存♂4・1 はじめに♂4・2 基本概念♂4・3 データ依存の定義♂4・4 依存の試験:数学的な問題の定義♂4・5 依存解析♂4・6 依存試験の一般的なアルゴリズム♂4・7 結語♂5章 標準的なプログラム変換♂5・1 まえがき♂5・2 DOループ正規化♂5・3 添字の正規化♂5・4 スカラ名前替え♂5・5 結語♂6章 ベクトル化♂6・1 はじめに♂6・2 基本変換♂6・3 ループ中の並列性♂6・4 ベクトルコード生成♂6・5 ループ変換のための手法集♂6・6 制御依存とベクトル化♂6・7 プロシージャ呼出し♂6・8 計算機に依存したコード生成♂7章 並列化♂7・1 まえがき♂7・2 DOALLループのための並列コード生成♂7・3 DOACROSSループのための並列コード生成♂7・4 共用メモリ並列化♂7・5 分散メモリアーキテクチャのための並列化♂8章 スーパコンパイラと環境♂8・1 はじめに♂8・2 事例研究♂8・3 並列計算機のための先進的なプログラミング環境♂付録A Tarjanのアルゴリズム♂付録B Banerjee試験♂付録C 数学的記号♂参考文献♂索引
目次
1章 スーパコンピュータとスーパコンパイラ
2章 スーパコンピュータアーキテクチャ
3章 スカラ解析
4章 データ依存
5章 標準的なプログラム変換
6章 ベクトル化
7章 並列化
8章 スーパコンパイラと環境