内容説明
私たちが建築構造力学を学ぶのは、このような情勢のもとに、「建築構造物を力学的に考察する能力と、構造計算の基礎的能力を養う」ためである。しかし、一般に構造力学を理解することは難しいといわれている。それは知識を暗記するのではなく、理論的に積み上げていかなければならないからである。これを解決するには、力学のいろいろな公式が「どのように活用され、展開されていくのか」を効率よく学習することが大切となる。本書はこの目的に沿うべく編集され、工業高校生や専門学校生、短大生および若い建築技術者が常に本書を身の近くに置き、繰り返し繰り返し学習することによって自然に力学が理解でき、身につくよう多くの公式とともに例題も多数取り入れた書物である。
目次
第1章 力と力のつり合い(力と力のモーメント;力の合成と分解 ほか)
第2章 構造物(構造物と荷重・反力;反力)
第3章 静定構造物の部材に生ずる力(部材に生ずる力;片持ばりに生ずる力 ほか)
第4章 部材の性質と応力度(材料の力学的性質;断面の性質 ほか)
第5章 部材の変形と力(はりの変形;不静定構造物)
-
- 和書
- 図解による微分方程式