出版社内容情報
【セールスポイント】
これ1冊で自立型ロボットが製作できる!
【発刊の目的と内容】
ロボットのハード製作の基礎からマイコンを搭載するための開発環境の整備までをわかりやすく解説するもの。初心者が自立型ロボットコンテストに参加し、入賞することを目標とする。ロボット関連サイトのURLやサンプルプログラムなどが収録されたCD-ROMが付属。
【購読対象者】
中高校生、大学生
ロボット製作初心者
【付録】
CD-ROM付き
【詳細目次】
第1章 自立型ロボットコンテスト
1-1 自立型ロボットコンテストとは
1-2 ロボット相撲大会
1-2-1 全日本ロボット相撲大会試合規則
1-2-2 ロボットの仕様
1-2-3 土俵場内の定義
1-3 マイクロマウス大会
1-3-1 マイクロマウス競技
1-3-2 ロボトレース競技
1-3-3 マイクロクリッパー競技
1-4 ジャパンマイコンカーラリー
1-4-1 ロボットの規格
1-4-2 コースの規格
1-5 ロボットランサー競技
1-5-1 ロボットランサーの代表例
第2章 基本的電子部品
2-1 抵抗とコンデンサ
2-1-1 抵 抗
2-1-2 コンデンサ
2-1-3 コイル
2-2 半導体
2-2-1 ダイオード
2-2-2 LED(発光ダイオード)
2-2-3 フォトダイオード
2-2-4 トランジスタ
2-2-5 フォトトランジスタ17
2-3 論理回路
2-3-1 TTL-IC
2-4 オペアンプ
2-5 ロボット設計ツールの紹介
2-5-1 機械設計CAD
2-6 回路設計、基板設計CAD
第3章 H8マイコンについて
3-1 コンピュータについて
3-2 H8-3048Fについて
3-2-1 CPUの動作モード設計
3-3 ITUについて
3-3-1 PWM
3-3-2 各レジスタについて
3-3-3 位相計数モード
3-3-4 インプットキャプチャ
3-4 ADC・DAC
3-4-1 ADC
3-4-2 D/Aコンバータについて
3-5 割り込みについて
3-5-1 ウォッチドッグタイマ
3-5-2 タイマカウンタ(TCNT)
3-5-3 タイマコントロール/ステータスレジスタ(TCSR)
3-5-4 TCNT、TCSRへの書き込み
3-5-5 インターバルタイマ時の動作
3-6 シリアル通信RS232Cを活用しよう
3-6-1 シリアル通信について
3-6-2 シリアルコミュニケーションインタフェース(SCI)
3-6-3 シリアルモードレジスタ(SMR)
3-6-4 シリアルコントロールレジスタ(SCR)
3-6-5 シリアスステータスレジスタ(SSR)
3-6-6 ビットレートレジスタ(BRR)
第4章 マイコンボードについて
4-1 H8マイコンボードをつくろう
4-2 市販のマイコンボードの選定
4-3 AKI-H8用I/Oボードの製作
4-4 フラッシュROMライタボードをつくる
4-4-1 通信ケーブルの作成
4-4-2 H8フラッシュROM転送プログラム
第5章 マイコンの開発環境
5-1 必要な開発環境
5-2 C言語の開発環境を整える
5-3 GCCを使ってH8のプログラムをつくる
第6章 ロボットの口
6-1 LEDに表示させる
6-2 フルカラーLED
6-3 圧電ブザーやスピーカを鳴らす
6-4 液晶ディスプレイ(LCD)
6-4-1 H8との接続方法
6-4-2 プログラム
6-5 スピーカから音を出す
6-6 通信ポートより文字と数字をパソコンに出力する
6-7 無線で飛ばす
第7章 ロボットの五感
7-1 押しボタンスイッチ
7-2 デジタルスイッチ
7-3 タッチセンサー
7-4 ボリュームからのアナログ入力
7-5 光センサーについて
7-5-1 光センサーの原理
7-5-2 簡単な光センサー回路
7-5-3 変調型光センサー回路
7-5-4 カバーの取り付けと調整
7-5-5 検出距離を長くする方法
7-5-6 反射光の強さを読んで距離を計測する
7-6 超音波センサー
7-6-1 超音波センサーとは
7-6-2 多チャンネルの超音波センサー
7-7 ロータリーエンコーダ
7-8 ジャイロセンサー
7-9 Gセンサー
7-10 人センサー
7-11 感圧センサー
7-12 PSD距離センサー
7-13 ADコンバーターに音声を入力してみよう
第8章 ロボットの手と足
8-1 モーターについて
8-1-1 モーターの原理
8-1-2 DCモーターの種類
8-1-3 ローター
8-1-4 磁 石
8-1-5 ブラシ
8-1-6 高トルクモーターとは
8-2 モータードライバーについて
8-2-1 モーターの特性
8-2-2 モーターを回す方法
8-2-3 モータードライブIC
8-2-4 L6203によるモータードライブボードの製作
8-2-5 バイポーラ型トランジスタを使用したモータードライブ回路
8-2-6 FETを使用したモータードライブ回路
8-3 モーターの制御
8-4 ロボットアーム構造と制御
8-4-1 ラジコンサーボの使い方
8-4-2 アームの構造
8-4-3 アーム制御の実際
第9章 ロボットのエネルギー
9-1 バッテリーについて
9-1-1 アルカリ電池
9-1-2 ニッケルカドミウム電池
9-1-3 ニッケル水素電池
9-1-4 リチウムイオン二次電池
9-2 充電器、放電器
9-3 CPU用5V電源回路について
第10章 相撲ロボットのつくり方
10-1 ロボットの構成
10-2 相撲ロボットの台車
10-3 まわし(テレホンカード)の付け方
10-4 吸引の方法
10-4-1 吸引ファン
10-4-2 容積型ポンプについて
10-5 相撲ロボットのアーム構造
10-6 ロボットの製作例
10-6-1 2輪型ロボットの製作
10-6-2 ロボットのコンセプト
10-6-3 ロボットの概要
10-6-4 タイヤの製作
10-6-5 土俵センサーと相手センサー
10-6-6 センサーボードの製作
10-7 高速で走るロボット
10-8 吸引型ロボットの製作例
第11章 ライントレースロボットのつくり方
11-1 台車のつくり方
11-2 モータードライブモード
11-3 光センサーボード
11-4 槍の取り付け
11-5 ロボットのプログラム例
第12章 ペットロボットをつくろう
12-1 ペットロボットの概要
12-2 ペットロボットのメカ
12-2-1 首と頭のメカ
12-2-2 足周り
12-2-3 ペットロボットの目
12-3 ペットロボットの回路
12-4 ペットロボットの動作の例
12-5 ペットロボットのサンプルプログラム
内容説明
本書ではエレクトロニクスを学んでいなくても、簡単にコンピュータを使った自立型ロボットがつくれることを意識した記述となっている。またインターネットの時代となり、ネット環境が整っている人であれば、関連する情報を多く入手できるサイトにリンクして自由に見られるよう付属CD‐ROMに工夫を加えている。
目次
自立型ロボットコンテスト
基本的電子部品
H8マイコンについて
マイコンボードについて
マイコンの開発環境
ロボットの口
ロボットの五感
ロボットの手と足
ロボットのエネルギー
相撲ロボットのつくり方〔ほか〕