内容説明
音や電気のお勉強から電子楽器の歴史、電子工作の楽しみ方まで、東東京が生んだハンダ付けのうまい電気音楽家、米本実が電子音の楽しさをたっぷりとナビゲートします。
目次
Prologue 自作楽器のススメ
1 音についてのお勉強
2 電気と音の密接な関係
3 電子楽器の歴史
4 作ってみよう!
5 電子楽器ORIGINATOR列伝
著者等紹介
米本実[ヨネモトミノル]
電気音楽家。1969年東京に生まれる。1988年都立墨田工業高等学校電気科卒業。1993年日本大学芸術学部音楽学科卒業。1996年同大学院芸術学研究科音楽芸術専攻修士課程修了。幼少の頃から機械と音楽に興味を持ち、電子楽器を使って作曲するかたわら電気楽器の制作を始め、現在ビデオ作品のサウンド・トラック制作や、音楽とテクノロジーの関わりをテーマにサウンド・インスタレーション、パフォーマンスを行っている。1995年、ルイジ・ルッソロ国際コンクール入選。2003年~2008年洗足学園音楽大学音響デザインコース非常勤講師。日本電子音楽協会会員。アカデミックな場からアンダーグラウンドシーンまで幅広く活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yendows
1
実践的な本かと思って読んだが、思想がある本だった。本の真ん中にヨネミンと555発振器の作成の内容があり。これを挟むように音・電気・電子音楽電気音楽の歴史と自作楽器家のインタビューで挟んであり良い流れ。ヘテロダイン法やネオン管による発振など脇道ポイントを抑えてて読んでよかった。2022/11/10
けんけん
0
音や電気の基礎知識の解説もあり、読み物としても面白かった。作例も楽しい。AC-LFO&SONIC SUPPLYなんて普通考えないでしょう。スピーカーとヨネミンは作りたい。部品買いにアキバへ行こうかな。2016/01/17
あわれ、ヨリック!
0
分かり易いし、所々にあるギャグが面白いです。2014/04/26
ヘムレンしば
0
前半は、音の物理的な話から、電気の話、電子楽器の歴史などが記載されてますが、紙面の都合上、非常に大雑把に書かれています。初心者には判り難い記述もあると思いますが、大体イメージができれば良いって所でしょう。後半から実際に工作に入るのですが、この本は電子工作を楽しもうって本じゃなく、とにかく音を鳴らして楽しもうという本です。作るものは単純なものばかりで作り堪えが無さそうですが、この著者は、ちょっと無茶な事をするのが好きなようで、その発想だとかやらかした事が非常に面白いです。試しに何か作ってみたいと思いました。2012/10/09
からあげ
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電子楽器の歴史、仕組みに始まり幅広く書かれている。堅苦しい音楽論とかなく自由なのがとてもよいです。2009/09/22