内容説明
本書は、ＴＣＰ／ＩＰプロトコルの仕組みについての基本的な理解がある読者を前提としている。前半では、ＳＳＬとＴＬＳそのものについて説明し、動作方法の技術的詳細のほか、セキュリティとパフォーマンスの性質についてそれぞれ個別に取り上げた。後半では、セキュリティをＳＳＬ／ＴＬＳに依存しているアプリケーション層のプロトコルとシステムの設計を取り上げ、ＳＳＬ／ＴＬＳを使用する際の一般的なガイドラインを示してから、すでにセキュリティの確保にＳＳＬ／ＴＬＳを使用しているプロトコルについて説明している。
目次
第１章 セキュリティの概要
第２章 ＳＳＬの概要
第３章 ＳＳＬの基礎的な技術
第４章 ＳＳＬの高度な技術
第５章 ＳＳＬのセキュリティ
第６章 ＳＳＬのパフォーマンス
第７章 ＳＳＬを用いた設計
第８章 ＳＳＬのコーディング
第９章 ＨＴＴＰ ｏｖｅｒ ＳＳＬ
第１０章 ＳＭＴＰ ｏｖｅｒ ＴＬＳ
第１１章 さまざまな手法との比較
著者等紹介
斎藤孝道［サイトウタカミチ］
東京工科大学コンピュータサイエンス学部講師。博士（工学）。情報処理技術者試験センター情報処理技術者試験委員
鬼頭利之［キトウトシユキ］
株式会社東芝研究開発センターコンピュータ・ネットワークラボラトリー勤務
古森貞［コモリタダシ］
三菱電機株式会社情報技術総合研究所勤務
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
17
SSL/TLS、HTTPS、認証局サーバ等々、非常に学び多い一冊でした。分厚さ、詳細さの点から、中級者以上で踏み込みたい方向けの一冊です。2016/10/28
ka2o（かつお）
2
SSL/TLSの実装をするような玄人向けの技術書。かなり細かい内容なのでSSLを理解したいという一般の人にはおすすめしません。逆に、どこまでも詳しく知りたいというオタク気質な人には知的好奇心を満たしてくれる本だと思う。
