出版社内容情報
【セールスポイント】
技術者に必要な知識をやさしく網羅。SDHのすべてがわかる。
【発刊の目的と内容】
電話からデータや映像まで効率よく適用できる多重化方式としてSDH(Synchronous Digital Hierarchy)が現在中心的に利用されている。
本書はSDHの基本事項をわかりやすく解説するとともに、これに基づく伝送システムの設計に必要な知識を丁寧に解説した。最新の標準化内容・技術を背景に、米国でのSONETとの違いに触れ、SONETも理解できる。
【購読対象者】
通信関連の初級から中級技術者
新入社員の教育用教材として
通信関係の大学院生・教員
【詳細目次】
1章 ディジタル伝送方式のあらまし
1・1 なぜディジタル伝送方式が主流になったのか
1・2 ディジタル伝送技術の現状
2章 ディジタル多重化技術の基礎
2・1 多重化方式の変遷
2・2 ディジタルハイアラーキとは
2・3 スタック同期多重化とは
2・4 同期多重化とは
2・5 SDHとは
2・6 SONETとは
3章 SDHインタフェース技術
3・1 SDH成立の背景
3・2 SDHのフレーム構成
3・3 SDHにおける多重化フレームフォーマットと機能
3・4 ポインタの役割
3・5 オーバヘットの役割
3・6 情報多重化の具体例
3・7 SDHとSONETの違い
4章 SDH伝送技術
4・1 光インタフェース
4・2 フレーム同期方式
4・3 ポインタ処理方式
4・4 BIP処理方式
4・5 多重セクション切り替え方式
4・6 リング切り替え方式
5章 SDH伝送装置
5・1 SDH伝送装置の機能と構成
5・2 第1世代SDH伝送装置
5・3 第2世代以降のSDH伝送装置
6章 網同期装置
6・1 網同期とは
6・2 標準クロック発生装置
7章 SDHを適用したネットワーク
7・1 ネットワークのシンプル化
7・2 SDH網の機能
8章 オペレーションサポートシステム
8・1 オペレーションの高速化
8・2 SDH伝送装置のオペレーションサポートシステム
8・3 SDH網のオペレーションサポートシステム
内容説明
本書はSDH/SONETの実学書をめざしており、SDHの基本事項をわかりやすく解説するとともに、これに基づく伝送システムの設計法やネットワーク構築法を述べている。
目次
1章 ディジタル伝送方式のあらまし
2章 ディジタル多重化技術の基礎
3章 SDHインタフェース技術
4章 SDH伝送技術
5章 SDH伝送装置
6章 網同期装置
7章 SDHを適用したネットワーク
8章 オペレーションサポートシステム
著者等紹介
河西宏之[カサイヒロユキ]
1968年山梨大学大学院修士課程修了。1968年日本電信電話公社(現NTT)入社。1983年工学博士。現在、東京工科大学工学部教授
槇一光[マキカズミツ]
1972年千葉大学工学部電気工学科卒業。1972年日本電信電話公社(現NTT)入社。1997年NTTコムウェア(株)。現在、富士通(株)ネットワーク事業本部
辻久雄[ツジヒサオ]
1971年福井大学工学部電気工学科卒業。1971年日本電信電話公社(現NTT)入社。1998年金沢大学客員教授。現在、NTTアドバンステクノロジ(株)ネットワークインテグレーション事業部
上田裕巳[ウエダヒロミ]
1977年東京工業大学大学院修士課程修了。1977年日本電信電話公社(現NTT)入社。1993年工学博士。現在、NTTアクセスサービスシステム研究所
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