出版社内容情報
【セールスポイント】
弾性波素子の先端技術と研究成果を集大成
【発刊の目的と内容】
固体表面を伝わる表面波の研究成果は信号フィルタなどの電子部品や超音波モータなどの機構部品でもわかるように他の手段では得られない重要な役割を果たしている。本書は、日本学術振興会弾性波素子技術第150委員会の研究成果を踏まえ、弾性波素子技術に関する理論・技術全般を整理し、実用的なデータを掲げて、弾性波の基礎から応用までを集大成したものである。特に弾性波を利用した各種の素子やデバイスの発展は著しく、電子回路の性能・信頼性を高め、小型・軽量化を達成してきた。本書によってその姿が明らかになったといえる。
【購読対象者】
電子デバイス開発技術者・研究者♂工業系大学院専門講義テキスト
【詳細目次】
Ⅰ編 弾性波の基礎♂1章 弾性波素子技術の背景♂2章 弾性波振動論圧電気♂3章 磁歪♂4章 弾性波に関する単位系♂Ⅱ編 バルク弾性波デバイス♂1章 圧電体中のバルク弾性波♂2章 圧電振動子♂3章 圧電バルク波デバイス♂Ⅲ編 弾性表面波♂1章 弾性表面波の伝搬の理論とその特性♂2章 弾性表面波の励振・受信♂3章 弾性表面波デバイス応用♂Ⅳ編 弾性波材料♂1章 材料の種類♂2章 材料の製造法と定数♂3章 材料定数の測定法♂Ⅴ編 弾性波非線形現象♂1章 固体内弾性波の非線形伝搬♂2章 固体の非線形弾性率と測定法♂3章 弾性表面波の非線形現象♂Ⅵ編 音波物性論♂1章 半導体の電子と音波♂2章 フォノン・スピンと音波、超高周波フォノン♂3章 液体音波物性♂4章 格子欠陥、アモルファス物質、相転移と音波♂Ⅶ編 弾性波関連技術♂1章 応用計測♂2章 応用デバイス♂3章 関連デバイス
内容説明
図、写真を豊富に用い、理論的・基礎的事項の記述は特にわかりやすく平易に解説!実用的なデータを掲載し、最新の技術を読者が直ちに利用できるよう工夫!大学の学生・研究者から企業の関連技術者・研究者まで、実務・研究に役立つハンドブックの決定版。
目次
1章 弾性波素子技術の背景(弾性波の歴史;弾性波の特徴と応用)
2章 弾性波振動論(ひずみと応力;運動方程式;弾性波の伝搬と振動;弾性波振動の電気的等価回路)
3章 圧電気(圧電基本式;圧電体内の音波;圧電振動;電歪;電気機械的性質の対称性)
4章 磁歪(磁歪と圧磁;強磁性体内の音波;磁歪振動)
5章 弾性波に関する単位系(量の単位と標準;国際単位系〈SI〉;主な量の単位など)