出版社内容情報
【セールスポイント】
機械と技術の歴史がわかる、人間と知恵と創造のものがたり
【発刊の目的と内容】
技術開発が行き詰ったとき、技術が最先端まできて参考とすべき資料や文献がなくなってしまったとき、歴史こそが創造力をよびおこす泉となる。本書は、ものづくりの学問-「工学」の歴史をわかりやすく解説した。通説にとらわれず最新の研究成果をもりこんだこと、時代の産物である技術・工学と社会とのかかわりを重視したこと、その技術や工学をつくった人に着目したこと、の3つが特色である。♂ テクノライフ選書とは、科学・技術の魅力・おもしろさをわかりやすく、より楽しくときあかすシリーズである。
【購読対象者】
中学生・高校生♂大学生・一般社会人♂他分野の研究者・技術者
内容説明
技術開発が行き詰ったとき、技術が最先端まできて参考とすべき資料や文献がなくなってしまったとき、歴史こそが創造力をよびおこす泉となる。本書は、ものつくりの学問―「工学」の歴史をわかりやすく解きあかす「ものがたり」です。
目次
1章 古代人の知恵―古代の機械と機械学
2章 すべては中世にはじまった
3章 ルネサンス、インゲニアトールの時代
4章 技術の発展が科学革命を起こす
5章 王候に雇われた数学者たち
6章 産業革命と近代エンジニアリングの誕生
7章 ナポレオンが残したもの
8章 現代機械工学の夜明け
9章 育ちゆく高級技術者と機械工学の発展
10章 日本の機械工学事始め
11章 機械工学のいま、そして未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
in medio tutissimus ibis.
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なんとなくそんな気はしていたけれど、「馬力」は昔機械の動力が馬だった時の名残りだった。それも鉱山の運転費用の七割が餌代になるレベルで働いていた。でも馬力って言葉を作ったのは蒸気機関を作った人。土木工学者を指す「シビル・エンジニア」という言葉は、軍事色の強い「インゲニウム」に対して民間の技術者を指す言葉だったが、科学技術の細分化と学会の独立によって建築技術者以外名乗らなくなったので同義になった。なんとなく「都市の技術者…ってコト?」って思ってたが全然違った。2023/06/13
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