内容説明
村立ての原初に回帰する。神歌をくり返すことで豊穣の世界が現前する。1997年の冬から中断している狩俣のウヤガン祭、その神祭りを通じて築いた人々との交流から生まれた論文・調査報告・エッセーを社会にお返しする、祭祀や神歌・神話の大きな価値を伝える書。
目次
第1章 神歌と神話(狩俣の祭祀と神歌体系―タービ・フサ・ニーラーグの様式から;ユーヌヌス神話と神歌 ほか)
第2章 神歌の表現(タービの叙事構造―「フニンダギツカサのタービ」を中心に;シダティムトゥのタービ四種―女性神役ユーヌヌスからの聞き取りを通して ほか)
第3章 神歌の現在(神話の生成 神話の森―宮古島狩俣の祭祀から;狩俣の伝承世界とアーグ ほか)
第4章 神歌のゆくえ 他(樹に成った神女;神歌のゆくえ ほか)
著者等紹介
居駒永幸[イコマナガユキ]
昭和26年山形県生まれ。昭和54年國學院大學大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在、明治大学教授。博士(文学)。専攻は日本古代文学。著書『古代の歌と叙事文芸史』(笠間書院、平成15(003)年、第20回志田延義賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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