日本における貨幣鋳造権の歴史的展開

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784273037291
  • NDC分類 337.21
  • Cコード C3021

内容説明

本邦貨幣の変遷をあとづけ、各時代の貨幣の背景に、露わにまたは密かに存在した鋳造者の意図と、その流通を支えた政治勢力の興亡を解明する。

目次

第1部 日本における貨幣の誕生(古代日本における貨幣の誕生;富本銭の出現と無文銀銭;藤原仲麻呂と三貨)
第2部 皇朝十二銭の発行と終焉(皇朝十二銭の発行と流通;皇朝十二銭の変遷と終焉)
第3部 平氏政権の擡頭と通貨(無銭貨期;清盛と宋銭;平氏政権と宋銭容認政策)
第4部 頼朝政権の成立と貨幣(頼朝政権の成立;頼朝政権と貨幣;まぼろしの通貨)
第5部 幕藩体制と貨幣(江戸幕府と朝廷;朝幕協調から破綻へ;調停の権威の浮上;江戸幕府の貨幣政策)

著者等紹介

樋口圀彦[ヒグチクニヒコ]
1941年生まれ。武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。慶應義塾大学法学部政治学科卒。都市銀行入行、同定年退職後、杏林大学大学院国際協力研究科博士後期課程修了、博士(学術)。日本中世政治史、主として鎌倉政権の成立過程について。日本貨幣協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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