目次
第１編 人物造型の淵源（「観魚」をする冷泉帝；「卑下」をする明石の君；光源氏の「愛敬」；浮舟の「愛敬」）
第２編 空間表現の淵源（空間表現としての「暑さ」；紀伊守邸の「泉」；須磨の地の「黒駒」；六条院の「釣殿」）
第３編 表現史の淵源（異界へ誘われる「帯しどけなき」光源氏；藤壷の魂を招く「帯しどけなき」女童；中の君を象る「しるしの帯」；『源氏物語』から谷崎源氏へ―「薄二藍なる帯」はなぜ削除されたか）
著者等紹介
大津直子［オオツナオコ］
１９８１年６月青森県に生まれる。２００４年３月國學院大學文学部日本文学科卒業。２０１０年３月國學院大學大学院文学研究科日本文学専攻博士課程単位取得満期退学。４月國學院大學兼任講師。２０１２年３月博士（國學院大學文博甲第１５９号）学位取得。４月日本学術振興会特別研究員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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