内容説明
谷川士清にとって、“日本魂”とは何だったのか。徳川体制の時代背景と、『日本書紀通證』にこめられた熱い歴史の受容、さらに『和訓栞』に結実する古語の正しい理解を通して、当時の学問と生き方に大きな明りを灯した士清の生涯。
目次
1 日本魂とは?
2 士清の自己形成
3 日本魂の実践
4 言葉の林に分け入る(『和訓栞』)
5 時代に打ち込まれた楔
6 “敬(つつしみ)”を心に
補遺
資料
著者等紹介
津坂治男[ツサカハルオ]
1931年、三重県に生れる。三重県立医科大学中退、東洋大学国文学科卒業。日本文芸家協会・日本ペンクラブ・日本現代詩人会・日本詩人クラブ・鈴屋学会・谷川士清の会会員、三重郷土会評議員、みえ現代詩の会代表。著書に詩集『石の歌』(小熊秀雄賞)など。三重県文化奨励賞、津市教育功労賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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