目次
西行・文覚対面談とその語り手
第１編 出家する西行（出家と文学；佐藤義清と西行と―西行出家の意味；西行の大峰修行）
第２編 西行釈教歌の典拠と釈義（『菩提心論』の歌；六大・四曼の歌；「ひめゆり」の歌新解；「あさ日まつ」の歌新解；地獄絵の歌；無言行の歌―苛烈な修行の痕跡；月の歌一種―八月一五夜と童子経法；最晩年の一首―空観の傍証）
第３編 西行自歌合考（『御裳濯河歌合』考；『宮河歌合』考；消息考）
第４編 西行高雄歌論の典拠と釈義（高雄歌論の典拠；高雄歌論付随和歌の解釈）
第５編 山家心中集伝本小考―妙法院本は伝本をはかる精密な尺度
第６編 西行の信仰と生活（弘法大師信仰―その四国旅行の吟味；草庵生活―高野山を中心に；西行と自然；西行晩年の思想と信仰；西行の和歌と仏教；仏教の視点からみた西行研究史概観）
