川端康成作品論集成〈第4巻〉雪国

川端康成作品論集成〈第4巻〉雪国

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  • サイズ A5判/ページ数 356p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784273035747
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C3393

目次

文芸時評 文学と方法―川端氏の「徒労」に就て(青野季吉)
雪国一〔抄〕(長谷川泉)
座談会新文学観確立のために特輯〔抄〕(浜野健三郎・石川利光・十返一・対馬正・渋川驍・柳町健郎・石光葆・寺門秀雄・牧屋善三)
川端康成論1〔抄〕(中村光夫)
雪国〔抄〕(林武志)
救済としての文学―『雪国』とその仏訳について(中山眞彦)
『雪国』における自然(羽鳥徹哉)
川端康成『雪国』(鶴田欣也)
括り出された“日本”―『雪国』と『旅愁』について(栗坪良樹)
川端康成と遺稿『雪国抄』〔抄〕(平山三男)〔ほか〕

著者等紹介

羽鳥徹哉[ハトリテツヤ]
成蹊大学名誉教授

林武志[ハヤシタケシ]
二松学舎大学教授

原善[ハラゼン]
元武蔵野大学教授

片山倫太郎[カタヤマリンタロウ]
鶴見大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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仏語訳との比較によって、日本語で小説を書くことの特異性に迫った林武志「救済としての文学」が面白かった。書くことによって「現実逃避」しながらも、そのこと自体を常に意識していた川端康成が、同時代の作家において唯一、文学や社会に対する内在的な批判意識を持ち得た、という中村光夫の指摘も、アメリカ文学におけるフィッツジェラルドみたいだな、と。四方田犬彦「川端康成と映画」も、あの有名な冒頭の窓ガラスの情景を「二重露出」と関連付けたり、「見られることなくして見る」という島村の嗜好と映画の相性を論じたりと、興味深かった。2013/06/21

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