内容説明
古典的な研究が提起した、触覚についての問題を最新研究成果はどう答えるか―。感覚的な側面以外に痛みに大きく影響している要因とは何か―。心理学からみた、触覚と痛み最新研究。
目次
第1部 (触覚とは何か;古典的研究;触刺激とは何か:触順応からの示唆;触覚の生理学;振動感覚;最小刺激の検出、テクスチャーの知覚、2次元パターンの知覚;触覚による距離、運動、方向の知覚;3次元形状認知;触覚研究の応用)
第2部 (痛みとは何か;痛みの精神物理学的測定法;質問紙法、動作法、表情判定法;痛みと感情;痛みと認知;痛みの生理学;痛みと文化差・性差)
著者等紹介
東山篤規[ヒガシヤマアツキ]
1951年生まれ。1976年大阪市立大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、立命館大学文学部教授。文学博士。専門は、知覚心理学
宮岡徹[ミヤオカテツ]
1949年生まれ。1977年大阪大学大学院文学研究科博士課程退学。現在、静岡理工科大学総合情報学部教授、医学博士。専門は、感覚情報処理、心理物理学
谷口俊治[タニグチシュンジ]
1952年生まれ。1985年名古屋大学大学院文学研究科後期博士課程満期退学。現在、椙山女学園大学文化情報学部教授。専門は、応用心理学
佐藤愛子[サトウアイコ]
1929年生まれ。1997年逝去。1968年京都大学文学研究科博士課程修了。前浜松医科大学医学部教授、元浜松行動科学研究所所長、文学博士。専門は、視覚・視環境研究、痛み(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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